아벨さんのメッセージ(#8784)への返事 > ドイツ語なんて教養で一寸習っただけで全部忘れもしたが、duっていうのは、あなたって > いうよりお前さんとかいう感じの親称だったのでは? >猊下が独逸語詳しかったはず 日本語で「お前さん」といってしまうと、 日本語の「お前さん」に様々なシチュエーションが存在するだけに、 かなり解釈の幅が広がってしまうわけですが、 まあ、「親称」という言葉が示すとおり、 関係の遠い近いだと、漠然と考えた方が誤解がなくてよいかも。 それが証拠に、部下とか召使とかに命令している、例えば 「お前、あの本をとってこい」と日本語でならば言うべきところの欧州語を、 日本語に直訳しなおすと、 「貴方様にあの本をとってきていただきたい」 という感じになる、敬称最上級なんですわ。 そう考えると、おそらくその詩に最適な人称を訳語として与えるならば、 まず男言葉としては「君」だろうな、と。 女言葉としては「あなた」もあるんだろうけど、 尊称である「Sie」も「あなた」になるからちとややこしいですな。 |