セイラさんのメッセージ(#27203)への返事 > 「鳴いたあと殺してしまえホトトギス」。なんてえげつない爺ぃだろ(><) 幕府の運営の仕方というか、 家臣の動かし方については、オウムと似ていたようですね。 つまり分断主義。 基本的に秘密主義で、それぞれの長にある程度権限を与え、 しかしながらつまるところは中央集権的。 この家康のやり方に立ち返ろうとした将軍は、 家光と吉宗で、後は穏健か無能、興味なしの類。 > 家康・信長・秀吉、三人とも大量殺人者ではないですか。 > っつーか、何で過去の歴史となると日本も外国もこのテの人間を英雄とするんだろ? 殺そうとしてなかなか殺せるものではないことを知っているからでしょう。 逆に、何かのはずみで「殺してしまう」ことは結構容易いわけですが。 それと、後々の歴史評価というものは、 評価時現在というのが、歴史評価を出来るだけの余裕がある状態、 という前提があるわけでして、 視点としては、今我々がこうしていられるのはなぜか、 というものになるだろうと。 この視点に立てば、信長なくして秀吉はあり得ず、 彼ら二人の土台なしに家康が天下を統一し、幕府を開き得るかどうかはあやしく、 幕府なくして倒幕もないし、そも前提となる薩摩藩、長州藩もなし、 するとペリーがやってきたら単に植民地にされただけかもしれない・・・。 つまり、遡れば信長の数ある殺戮のうち、 どれか一つがなかっただけで今の日本はあり得ない可能性だってあるわけで、 そうなると、今あるを良し、とする観点からは、 やはり信長の行為は評価せざるを得ないでしょう。 > 世界初の民主化はフランス大革命といわれていて、 > 教科書では「ジャコバン派は改革によってフランスに自由をもたらしました。チャンチャン」になってるけど、ジャコバン派の気に入らん人間をどんどんギロチンにかけただけ。 > 単なる殺人フリークの集まりじゃ。 > 絶対に殺人を「肯定」なんかしてやらんぞ。 その殺人ラッシュなくして今の世界もなし。 もちろん、今以上に良い保証もないし、悪い保証もないと。 結局何がきっかけでどう変わるかわかったものではない以上、 殺人が否定されるのは、その殺人による痛みを直接感じる人が死に絶えるまでで、 その後は、当該事件が歴史にどう寄与したか、 それだけにかかっているように思えます。 それが証拠に、別に信長がいようがいまいが、 チンケな殺人は殺人として地方でも起こっていたでしょうが、 もしその詳細な記録が残っていたところで、 今生きている人たちは、その犯人を責める気にもならんでしょう? |