東京都下青ヶ島村を離島したら成田に移動して、バンコクに飛んだヤツガレは、 その日のうちにチエンライに飛び、TGハイヤーで、恵の家に乗り付け、 恵の兄の家に一夜世話になるのである。 今度来る時、タバコ、ウィスキー持って来てください。 と言うことだつたので、ヤツガレは恵に煙草とウィスキーを渡すと、恵は、それを兄に差し出すのである。 恵の兄は家の奥の部屋に行き、ナイフと大麻の葉っぱを持って来て、 ヤツガレが恵に持って来た煙草の封をきり、 煙草一本を指先で揉みほぐし中身を取り出した そして大麻の葉っぱを細かくきぎんで煙草の葉と撹拌して、 それを煙草の中身を抜いた筒の中に器用にいれるのである。 ヤツガレに吸えと言うが、ヤツガレ小学生五年の時、興味本意に継母のしんせいをくすねて、吸ったことがあるが、むせてから煙草を吸ったことがない。 恵の兄が差し出す大麻入り煙草を吸えないから吹かすのみ。 恵が煙りを喉から吸い込みなさい。と言うが、それが出来ないから、 吹かすのみ、それでも吹かしているうちに、言葉に表現出来ない。ハイな気持ちになる。 翌朝恵に起こされて、食材を買いに朝市に行き なんと大麻と日本の沼地に生息するカラス貝を買うでは有りませんか? この時、タイでは大麻を香辛料として使うことを初めて知りました。 恵の兄の家からホテルに移動する時、兄からホテルの部屋で大麻を吸っていて、ドアをノックされたら、窓を開けること トイレに大麻入り煙草を捨ててからドアを開けるように等々細々とした注意をされました。 大麻がマリファナであることを知りました。 恵とチエンライのホテルインカムに行き、 タイ北部の街メイサイに、そこでチャカ二丁を仕入れて、パタヤに移動したのです。 メイサイでチャカは手に入れたのですが、玉が手に入らなくて パタヤの実弾射撃場でくすねるしかないからです。 パタヤで玉を調達したら、後は女遊びしかないのです。 恵をチエンライに帰し、東洋一の歓楽街で選り取りみどり、 ベトナム戦争のアメリカ兵の相手をするための女、最盛期で三万と言われていたとか。 ベトナム戦争は終えたが、女は居着いて、当時でも一万、春をひさぐ女の群れ。 店に入り気にいった女がいたら、女にドリンク30バーツ、ヤツガレオレンジジュウス30バーツ、連れ出し料180バーツ、 これで24時間女を自由に出来て500バーツ、三千円位ですむ。 ヤツガレ一晩に入れ替わりたちかわり、五人の女を相手にした時もある。 パタヤのカラオケで、一人の日本人に会うのだが、 すぐに打ち解け仲良しになるのだが、その時には誰なのか知る由もない。 パタヤからバンコクにはバスで帰ったが、この時、荷抜きをされた。 バンコク市内では金行に行き、金のネックレスを8本位買った。 ところが、ニコスカードもろとも盗難にあい、後日海外旅行傷害害保険を請求する破目に会う。 この時のチャカを機内に持ち込む方法は実に簡単である。 ミスチョコレートの兄に頼んで、帰国便の機内に入る前に機内入り口でわたしてもらう そして成田に帰って来ました。 ヤツガレは新宿に出て、チャカを捌いてから新城市に帰るのです。 後日に続く。 |