(甜菜) うんそこ。そういうところ。教義的に完全に新しいものを作ろうとしている。もうちょっとセンスがあればよかったんだけど、80年代『ムー』のノリ。今は違うでしょってね。そういうのもあったし。 違うんだけど、あの人は実は麻原さんになりたいんです。グルになりたいという願望が一番強い。だから、教団が危険かどうかという話があったけど、あの人は危険だと思います。一言で言うと。完全に新しい教義になってもあの人がグルなら。そこでサリン撒けとかそういうことは言わないと思う。だけど、自分が指導者になりたいという願望が強い人なんで。 要はね、上祐さんというのは、グル、霊的指導者になりたい人であるというのがある。それからもう一つは、拡大欲求があって、これはうちのサイトの上祐さんのところで最初に書こうと思っていた話なんだけど、東山出版を作る時に人が集められた。一通り出版社を作って本を出していきましょうという話になって、それが決まった後の雑談の時に、「2015年ぐらいに私が首相になったらみんな何やるかな」ということを上祐さんが言い出したんです。なんかそういうところを狙いたい人というか、権力欲求がものすごく強いという。君は、例えば文部大臣で、こっちは財務大臣で、とかね。「荒木は官房長官か、いや次の首相を狙っているだろ」ということを言い出して、荒木さんは何のことかとキョトンとしてたんだけど。 そうそうそうそうそう、うん。完全に捨てるなら捨てるで行きゃあいいものを、どうもこだわっていて、俺は代表なんだというところにすごくしがみついているとか、教団内で力を持ちたいと。代表派は教団を抜けて行った方がよっぽど拡大しやすいだろうに、なぜかあの人の矛盾してるところなんだけど。出て行った時に、どうしても歪みが出てくるので、じゃあ「上祐のヨーガ教室です」と言って堂々とやれるのかと言ったらやれなくて、いわゆるダミーの教室でとか、ダミーサークルとかそういう路線に行ってしまうと。実際ダミーをやっているのは上祐派の人たちばかりで、どうしても欺瞞性を持ったまま発展させようとする。権力欲もあり、自分はグルだと認められたいという人が動く時に、非常に大きな歪みが出てくるんじゃないかと。例えば「俺はサリンを作る」とか、そういうことじゃないとは思ってはいるんだけども。 |