さくらさんのメッセージ(#29384)への返事 > さくらの母は、よく「自分は無神論者」と言っています。 > また、「死んだら灰になるだけ」とも言っています。 > ところが、先日仲良しだった弟が急死し、 > 「死んだら人はどうなるんだろう」とさくらに尋ねるようになりました。 > ええ〜? > 灰になるだけって言ってたじゃない〜。 > と、返してもご不満のようです。 まずね、混同をしているといけないから、 「無神論であること」と、 「死んだら灰になるだけ、と考えていること」とは 別の領域のことであって、どちらかが逆の考え方になっても 十分成立するものである、ということだけ押えておいて下さいね。 今ここに意識を有している「私」が死のときを迎え、 ふと気がついたら、今の記憶はなくした状態で、 別の人間、あるいは動物など、生命体の体を持って、 新しく「主観」の持ち主になっている可能性は、 神様の存在の有無にはまったく関係がありません。 別に神様がいなければ、生まれ変わりがない、という相関性はありません。 逆に、神様がいたところで、死んだらそれまで、灰になるだけ、 ということも別段矛盾しません。 もし、仏教の冷徹な観点からお母さんに言うことがあるとしたら、 (もちろん、納得されようがされまいが、言うことは変えないです) 弟さんがどうなっていようが、あなたには関係ない、です。 まあ、それのとってもおしゃれな言い方が、 「千の風になった」でしょうかね。(笑) |