僧残(そうざん)は六日間の隔離別居の罰となる罪です。 一人ぼっちで寂しく反省させられます。 第一僧残は「自慰による射精の禁止」です。 尊者セッヤサカが欲求不満で餓鬼のような様相になっていたところウダーイが言いました。 「どうしたのか、顔色が悪いよ」 「修行が面白くないんだ」 「それなら食べたいだけ食べて、寝たいだけ寝て、入りたいだけ風呂に入って、さらに自慰して精液を出せばいいよ」 「そんなことが許されているのか」 「もちろんだとも。私はいつもそうしているよ」。 そして、セッヤサカも欲求不満を解消して健康的に太って元気になってウダーイの友達になりました。・・・・・・というだけでは済まなくて、それがバレてゴータマにぼこぼこに叱責されます。以後「射精禁止令」がサンガに布かれます。 第二僧残は「お触り禁止」です。 尊者ウダーイの住居は絢爛豪華として有名な建築物で多くの女性が見学に訪ねて来ていました。あるときはバラモン夫婦が仲良く見学に来ましたが、ウダーイは窓を開けつつ奥さんの後ろについて色々なところをお触りしたのでした。見学が終わって夫婦二人きりになったときに、夫が称賛していわく。 「ウダーイ尊者は実に素晴らしいお方じゃないか」 「そんなことがあるものですか。あの人はあなたが私を触るように触って来ました」。 夫は憤慨。ゴータマに呼び出し。叱責。新たに「お触り禁止」のパーティモッカ(戒律・学足)が設定されました 同じく仏教コミュより |