YASUさんのメッセージ(#27164)への返事 > 家康は天界的なのに対して、上記の方は阿修羅的ですし、 まあ、戦国お三方を表す有名なホトトギスの句がありますな。 家康というのは、どうにもならない間こそ鳴くまで待っていたわけですが、 自分がトップになるとどうしました? 鳴くまで待つだけの人でしたか? 「鳴いたなら 殺してしまえ ホトトギス」 明の洪武帝ほど苛烈ではないにせよ、 用済みの相手は因縁をつけて排除していきました。 信長も秀吉も、逆らうものは叩き潰したけれど、 (秀吉は一部例外あり) 用済みだという理由で排除したことはありません。 もし、今大会社の社長になった人間がそんなことを露骨にしたら、 かなりの問題になるだろうと思います。 今はどんな権力者も、法に依らない生殺与奪権は持てません。 しかし、当時の権力者には胸三寸の生殺与奪権があった。 だから、露骨な功労者排除にも、文句一つ言えなかった。 これが「力」というもので、正義も功徳もあったもんじゃありません。 しかし、だからこそ盤石の徳川幕府を作れたのであり、 しかも、幕府滅亡は家康の悪業の果報とかではなく、 単にすべてが無常なるがゆえだっただけです。 もし、歴代将軍が家康と同じ性格と能力を持ち合わせていて、 その能力ゆえの内部分裂や外国からの占領さえなければ、 おそらくは今でも徳川が世の中のトップに立って動かしているでしょう。 |