![]() 2009.7.3 20:06 http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090703/trl0907032009013-n1.htm 地下鉄サリン事件など10事件で殺人罪などに問われたオウム真理教元幹部、井上嘉浩被告(39)の上告審で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は検察、弁護側双方の主張を聞く弁論を11月19日に開くことを決めた。井上被告は1審東京地裁で無期懲役とされたが、2審東京高裁はこれを破棄、死刑を言い渡していた。最高裁は2審が死刑の場合、慣例として弁論を開く。 1審東京地裁は、地下鉄サリン事件で井上被告が果たした役割について「後方支援、連絡調整役」としたが、2審は「総合調整役ともいうべき重要な役割を果たし、少なくともサリン散布役と同等の責任がある」と認定した。 また、1審が「逮捕監禁罪にとどまる」とした目黒公証役場の元事務長、仮谷清志さん=当時(68)=の監禁致死事件について、「逮捕監禁と死亡の間に因果関係がある」と判断。その上で、2審は「公判で証言し、事案解明に協力しているが、地下鉄サリン事件の刑事責任だけで、優に死刑に値する」と結論づけていた。 |