![]() うん。よく救世主というか、偉大な聖者というか、そういうものっていうのはさ、一つの時代に一人いるとか さ、いろんなこと言われるでしょ。それはサットグルとかなんとかいう(笑)。 いいじゃあないか。そんな固いこと言わなくても。うん?何故ならね、救世主っていうのは人間を、全ての人間 、そしてこれをこの服を表現しているその元のものだ。救世主っていうのは人間だよ。人間の中に救世主がある んじゃあない。救世主の中に人間やいろんなものがあるんだ。命たち。だから『救世主は全ての場所と時間を通 じてただ一人しかありえない』うん。全ての場所と時間を通じてただ一人しかありえないんだ。 つまり、宇宙がい つ始まったか知らん。いつ終わるかも知らん。でもただ一人しかいない。そんな幾人も出てきやしないから。 幾人も出てきたと見えるのも、ただそういう目で見たからに過ぎない。それはどんな形も持ってない。 一人の人間の中に救世主を見たらね、きっと行き詰まりが来る。もっともその一人の救世主の中に、ただ 一人人間としての救世主の中に、無限の救世主っていうのを見る、というような形でもって救世主と出会ってる とする、それはもちろん決して行き詰まりは来ない。だけど救世主っていうのはそれだけじゃあない。何かこの 世の果てまで行き着いた人、それを指すんじゃあない。救世主っていうのは、今ここにいる君達すべてだ。by ダイジ |