松本死刑囚の再審請求棄却=地下鉄サリンなどオウム事件−東京地裁 オウム真理教による地下鉄、松本両サリン、坂本堤弁護士一家殺害など13事件で殺人罪などに問われ、死刑が確定した元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(54)について、東京地裁(高橋徹裁判長)が、同死刑囚側の再審請求を棄却する決定をしたことが18日、分かった。決定は17日付。 松本死刑囚側は、元幹部遠藤誠一被告(48)=一、二審死刑、上告=が自身の控訴審で、地下鉄サリン事件での同死刑囚の指示を否定する供述をしたとして、昨年11月に再審を請求した。 高橋裁判長は、供述内容を裏付ける証拠はないと指摘。「遠藤被告は松本死刑囚に帰依する姿勢を鮮明にしている」と信用性を否定した。(2009/03/18-19:05) |