鳴門署、霊山寺などで
鳴門署は２２日、署員に、指名手配中のオウム真理教関係者３人と、２００１年４月に徳島市などで起きた父子殺人事件の小池俊一容疑者（４８）の扮装(ふんそう)をさせ、四国霊場・一番札所霊山寺（鳴門市大麻町板東）などで、県内外から訪れたお遍路さんや観光客に、情報提供を呼びかけた＝写真＝。
霊山寺の境内では、オウム真理教による地下鉄サリン事件で指名手配中の平田信（４３）、高橋克也（５０）、菊地直子（３６）の各容疑者と、小池容疑者について、それぞれ背格好が似た署員が、手配写真を基に手作りした面を着けて並んだ。
署員らは「見つけたらすぐ連絡を」と呼びかけ、容疑者の写真や特徴を載せたポケットティッシュを配布。鳴門市鳴門町土佐泊浦の鳴門公園「千畳敷」でも、懸賞金各２００万円がかけられているこれら４人の逮捕への協力を求めた。
５回目のお遍路中の和歌山市田中町、無職水浦健さん（６９）は「面を着けていると、より犯人をイメージしやすい。一日も早く捕まるように、遍路中も気にかけます」と話していた。
（2008年11月23日 読売新聞）
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20081122-OYT8T00777.htm