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#14005 2008年6月7日(土)08時33分
From: 和井 恵
Subject: Re2: 

セイラさんのメッセージ(#13990)への返事

> ヨッシーさんは菩薩です。
> やがては多くの人を救える偉大なる魂の持ち主です。
> そう信じています。

あなたが信じようが、信じまいが、それは「真実」です。
彼に限らず、例外なく、それを言ってしまえば「誰もが」そうでしょ!?

一切衆生、悉有仏性。

ただね、あなたがその言葉を、「今」彼に言ってあげたところで、何の役に立つのですか?
役に立つどころか、逆に、余計に彼を狂わせる可能性だってある…


こんな逸話があります。

昔、ベンジャミン・フランクリンが、毎朝散歩をしていると、
片足が不自由な少年と、よくすれ違うようになりました。
体の不自由さにもめげず、
黙々と一生懸命歩いている少年の姿に感動したフランクリンは、
すれ違いざまに、彼にそっと小銭を与えました。
がんばれよ、応援しているからね。
そんな気持ちの発露として、思わず出てしまった行動だったのです。

それ以来、フランクリンは、朝の散歩の途中で彼に会うと、
わずかばかりの小銭を与えることが、かれの習慣となっていきました。

ところがある朝、近づいてくる少年を見つけ、
彼に渡す小銭を探そうと、ポケットに手を入れた時、ハッとして気がついたのです。
少年の眼が、その時、「期待」で大きく見開かれ、私の手の動きを追っていることに…

(わたしは、もしかしたら、とんでもない間違いを犯していたのかもしれない)

たしかに最初は、純粋に、彼を応援したい気持ちで始めた行為だった。
しかし、彼は、何故私がそれをしているのか(理由)を知っている。
片足が不自由で、それが相手の哀れみを生むからだ。
そう言えば最近の彼は、散歩で私と会うと、
彼の足を引きずる動作が、少しオーバーに変化するような気も…

フランクリンは、段々自分の顔が青ざめていくのが、自分でもはっきりと解りました。
少年との距離は、すぐそこまでと、大分迫っています。
フランクリンは、ズボンから手を取り出しました。
少年の顔には、思わず笑みがこぼれます。

ところが、フランクリンはその手を広げ(何も握ってはいませんでした)、
少年の肩を軽く二回ほど叩くと、
その耳元に「頑張るんだよ」と囁いて、彼から離れていったのです。

呆気にとられて、そして、少し不満そうにフランクリンを見つめる少年の視線を、
フランクリンは、嫌と言うほど強く自分の背中に感じ続けていました。
引き返して、彼に小銭を渡した方が、ずっと気は楽だったでしょう。
しかし、それを続けてしまったら、彼は将来、自分の欠陥を利用して、
他人に媚びを売り、依存し続けるようになってしまうかもしれない。
それを避けるためには、こうするのが一番いいはずなのだ。
フランクリンは、後ろ髪を引かれる思いのまま、少年に背を向けて歩き続けたのです。

以来、フランクリンは朝の散歩で、その少年と会うことはありませんでした。


誉めて伸びる人もいれば、それで逆に歪む人もいます。
叩いて潰れる人もいれば、逆にそれをバネにして立ち直る人もいます。
放置されることによって、初めて自身の非に思い至れる場合もある…
(少なくとも、放置され無視されることで、他を害意に巻き込むことは少なくなるでしょう)


セガ〜ルさんの、この言葉はいいね。

>私が本当に軽蔑したり、バカにしていたらこんなに相手しないからw

彼がヨッシーに付き合っちゃうのは、彼の優しさでしょうね。
私の場合は、「完全放置(相手にしない)」です。
彼に「ある変化」が現れるまではね…

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