新団体ひかりの輪はオウム真理教の総括と反省のもと設立されたと唱われている。代表を務める上祐氏はこう説明する。 「ひかりの輪はオウム真理教に属していたものが根底から事件を反省し生まれ変わっていくという趣旨で設立されました。宗教が起こした問題は宗教でしか越えられないと思うんです。オウム真理教の教訓を出来るだけ若い者に伝えていかなきゃいけないと。それが贖罪の一つだと思うんです。」 とは言うものの社会と積極的に融和しようとしているひかりの輪に対して多くの市民が違和感を感じている。それを顕著にしているのがオウム被害者の一人である高橋シズエ氏だ。彼女は地下鉄サリン事件で夫を亡くし現在は被害者の会代表を務めている。 <font size="+2" color="red">「形は変えていない。教義も変わっていない。反省しているとは思えない。賠償金をはらうために自分たちが当然存続して営利活動をしなければならないわけで彼らにしてみれば存続するための口実を作っているわけですからそれは納得しがたいものがありますよね。」</font> <font size="+2" color="red">本当に反省しているなら脱会して罪の意識を持って賠償すべきだと彼女は訴える。また事件の概要を知らなかった信者に対しても怒りをあらわにした。</font> <font size="+2" color="red">「それは理論的道義的な理由だけじゃなくて彼らのお布施をしたお金がサリン製造に使われたという間接的な加担はあったわけだからその点に関して謝罪していない人は許せない。」</font> 高橋氏と同じくひかりの輪は解体すべきと主張するのは滝本氏だ。 <font size="+2" color="red">「上祐は嘘をつくのがワークなんです。彼が言っていることを信じてはいけない。また同じような事件を起こす可能性はあるし危険である。ひかりの輪も解体されるべきだ。」</font> 現在、公安調査庁はひかりの輪についても団体規正法に基づく観察処分対象としている。ひかりの輪は社会との融和を謳っているがそれはまだ遠い先の話になりそうだ。 (早稲田大学英字新聞08年春号より) ------------------------ や、遠い先の話じゃなくて永遠に来ないから。 いいね。 |