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#11887 2008年2月27日(水)20時21分
From: 聖者ぼんちリンポチェ
Subject: Re3:あらごめんなさい
キャンディさんのメッセージ(#11873)への返事

> 漏れは若いとき外国行きたかったけど
> 行かないといけないと思っていたんだけど
> だって、翻訳やりたかったから、、、w
>
> 説教ガンガンされて、考えが変わったんだよ
> どうせ、英語をやってエキスパートになっても、活躍できるのは60くらいまでじゃんか
> もしかしたら、70までできるかもしれない
> しかし、どんなに熱心に勉強しても
> 来世にもっていけないのは事実だな

ま、これは・・・結局オウムの罪だが・・・
翻訳が来世にもっていけない、なんてとんでもない!
立派にもっていけるものだと思う。

オウムがこう言うでしょ。
「功徳を積むと来世幸せになれる」と。
「修行すれば来世高い世界に行ける」と。
彼らの考えている「高い世界」というのは、
一昔前の教育ママ達が考えている「いい大学、いい会社」と、
その発奴においてまるで違いはない。
試しに問答してみるとよろしい。

Q:いい大学に行ってどうするの? 
A:いい会社に行けるじゃない。
Q:いい会社に行ってどうするの?
A:いい給料をもらって安定した生活をして、老後にも心配が無いじゃない。

こんな発想、犬や猫でも考えると思うぞ。
大きな困りごとさえ起こらず、あとは安楽に生涯を送れればよいと。
ある意味退屈だが、そこは退屈を紛らわす趣味でもあればよいと。
生涯雇用の夢が壊れている昨今こそ、こんな「甘い夢」も描くまいが、
オウム華やかなりし頃はこんな感じだったよね?

オウムの、私から見てバカな部分は、
この「甘い夢」を来世に対してまで持つことだ。
同時に、当時の教育ママ連も
「来世のために今生きていることを放棄する」などと批判するが、
フライが天麩羅のカロリーを批判するに等しい、愚かな批判だ。

両者とも、是が非でもこの道でなければ私は私としていられない、
という使命感、明確な目的意識には欠けている。

キャンディちゃんもサマナの愚かな考え方に惑わされることなく、
翻訳の勉強はし続けるべきだったね。
翻訳なんて一朝一夕の勉学で出来ることじゃない。
だから逆に言えば、今から再開しても遅くはないわけだけどね。
メジャーな活躍、ということにこだわらなければ、
こだわるよりもさらに良い勉強が出来ると思うし、
こだわるより、活躍できる可能性も高くなると思う。
同時に、本当に翻訳という仕事そのものを愛しているなら、
来世は今生より障害物の少ない、有利な状態で翻訳者の道を歩けるはず。

少なくとも、サマナにそそのかされて勉強より信者であることを優先した、
当時のキャンディちゃんにとっては、
翻訳よりも来世の方が大切だったのだろうし、
そもそも、その来世にまで翻訳を、というほど
翻訳が好きでもなかったのだろう。
もちろんそんな幻術も、醒めてしまったおかげで
さらに翻訳を愛する結果にはなっただろうけど、
時期的に、その経験が翻訳者として仕事をする前の話だったために、
醒めたから、じゃあ意識を翻訳にシフトして、
というわけにはいかなかったんだろう。
なんとも罪なことをしてくれたもんだ、オウムは。

結果的に、キャンディちゃんが「来世に」翻訳者として生きることまで、
邪魔をすることになってしまった。

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