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Message#20096 2009年2月18日(水)03時24分
From: 和井 恵
変更
量子力学についての考察
夢野さんの書いたレスの中に、「シュレーディンガーの猫」という言葉が出てきたので、
そこからヒントを得て、今原稿(gooブログ用)を執筆中。

ちょっと出だしを掲載してみますね。


●量子力学についての考察


量子力学に関する記述を、たまに幾つか読んでみることがある。
すると、そこには色々と興味深い内容が書かれているのだが、
それらの中には、どうも沢山の誤謬が生じてしまっているように感じるのだ。

とうとう科学(物理学)も、人智の限界に達しつつあるのだな、と思う。
何故ならば、科学がそこで直面しているのは「不可知」という問題だからだ。

観測不能(見る・確かめることができない)、という根本的な問題に到達したのだ。

勿論私は、物理学の専門家などではまったくない。
大学などには最初から行くつもりが無かったので、
学校の勉強など、普段からあまり熱心にしない人間だった。
だから、他の教科は、一夜漬けでもそれなりの成績を取ることは出来たのだが、
毎日の積み重ねを必要とする、数学や英語などの成績は、あまり良くはなかった。

だから、数式を使って何かを考える、という習慣(やり方)が身に付いていない。
(いずれ、この数式を使って思考するという訓練をしようと考えているが…)

そこで、数式などをまったく使わない、ごく普通の思考方式で、
現在の量子力学が抱え込んでしまっている問題点を、これから幾つか考察してみたい。

特に難しい説明の仕方はしないつもりなので、気楽に読んでみて欲しい。


まず、何故「不可知」という問題にぶつかってしまったと言えるのか?

それは、「不確定性原理」というものを説明すれば、見えてくる。
この「不確定性原理」には、二つの考え方があるらしい。

量子論の公式(定性的な関係式)から導き出される数学的な考察(証明)と、
実際にそれを観測するときに起きる問題点から導き出される考え方の二つだ。

ここでは当然、観測問題の方を取り上げる。

要するに、それ(対象)を「認知」できるのかどうか、という「不可知」に関わる問題なのだ。

対象の質量(重さ)が大きいほど、それを「見る(観測する)」のは簡単になる。
そこでトラブル(誤差)が発生しないからだ。

ボーリングの「重い玉」に、ピンポン球を転がして当てても、
ピンポン球が跳ね返ってくるだけで、ボーリング球の方は微動だにしない。
つまり、その「位置」がずれることはほとんど無い。

しかし、対象の質量が小さくなって、量子のレベルに入ってしまうと、
大きな問題を抱え込むことになる。

ピンポン球に、同じ重さの別のピンポン球を転がして当てると、
双方が反発しあって、当てられた方にも、当てた方にも変化が起きてしまうからだ。
ビリヤードという遊びをを思い出して頂ければ、解りやすいだろう。

「見る(観測する)」とは、どういう事だろうか?

それは、光や電磁波などの「反射」を利用する。
投げたボールが壁にぶつかって跳ね返ってくることによって、
戻ってきたボールをキャッチ(感受)して、「そこ」に壁があることを知るのだ。

しかし、この時、そこで壁が動いてしまったり(対象の位置の変化)、
返ってくるボールが斜めに跳ねたり(反射角度のズレ)すると、
正しい(正確な)観測は不可能となってくる。

量子という、とても微細な粒子を観察しようとすると、

 この粒子の位置を正確に測ろうとするほど対象の運動量が正確に測れなくなり、
 運動量を正確に測ろうとすれば逆に位置があいまいになってしまい、
 両者の値を同時に完全に正確に測る事は絶対に出来ない。
 なぜなら、位置をより正確に観測する為にはより正確に「見る」必要があるが、
 極微の世界でより正確に見る為には、波長の短い光が必要であり、
 波長の短い光はエネルギーが大きいので観測対象へ与える影響が大きくなる為、
 観測対象の運動量へ影響を与えてしまうからである。

 (出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の「不確定性原理」)

つまりこれは、喩えて言えば、光を使って「影」を見ようとするようなものなのだ。

放射する光が弱ければ、影はボンヤリとそこ見えているのだが、
ハッキリ見ようと光を強くすればするほど、影は光によって消されてしまうのだ。

見る、という行為が、対象物を変化させてしまう。

上記の説明を、それとはまったく勘違い(誤解)して、
だから「色心不二(物質と精神は相互に関連しあっている)」なんだ、
と解釈する風変わりな人もいるらしいので、世の中はとても面白いのだ。

つまり、科学(量子力学)は、とうとう「不可知」という、
真我の持つ問題と「同じ悩み」に到達してしまったのだ。

そして見ていると、色々な面白い(奇妙な)推論が登場してきている。
まるで、大乗仏教などの教理のような、「不可思議な解釈」が横行しているのだ。
「推論(思考実験)」の持つ「落とし穴」に落ちてしまっている…

そこで、量子力学で起きてしまっている「思考実験で生じる誤謬」という問題点を、
釈迦の教えを背景として、これから@和井恵流に説明してみようと思うのだ。



以下、「シュレーディンガーの猫」、
「波動関数(力場)が一つの状態に収縮する?」
…と続く予定ですが、さてさてどうなりますことやら。

基本的に、そんなに難しい説明にはならない予定なので…

シンプル思考、が私のモットーですからね。

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