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Message#2516 2006年1月11日(水)14時22分
From: 和井 恵
 
「二正勤二正断」と呼ばれる実践法 (その1)。
「二正勤二正断」というのは、一見すると、「単なる道徳律」のように見えます。
「現在」と「将来」における「善」を増大させ、「悪」を減少させる努力をする修行。
つまり、「良いことをしろ、悪いことをするな」。

私も、十年くらい前までは、そのように考えていました。
しかし、「ちょっと違うんじゃないか?」と考えるようになったのは、
元サの友人が、私に貸してくれた「ビデオ」や「マンガ」に登場する「新宿の雀鬼」、
「桜井章一」という、プロ麻雀(代打ちなどの裏世界)の世界で20年間無敗を誇った
「実在の人物」の「考え方・実践理論」を知ったときだったのです。

(手元に資料が一つもないので、自己流にアレンジして説明します。)

この人は、「自分の状況・運気の流れ」を、何種類かに「分類」しています。

「なにをやっても裏目に出て泥沼にはまる、逆流と呼ばれる運気の流れ」
「その逆流から、ようやく抜け出せて滞った下流と呼ばれる運気の流れ」
「少し流れが上向きになってきている、中流と呼ばれる運気の流れ」
「幸運を引き寄せる流れが発現してくる、上流と呼ばれる運気の流れ」 
「何をやっても上手くいく、イケイケ状態の、上本流と呼ばれる最高の運気の流れ」

そして、この人の説く「必勝法」とは、
「いかにして自分の状態を、素早く“上本流”に導いていくか」ということに尽きるのです。

その基本的なやり方を「地力をつける」と桜井さんは「表現」しています。

「流れ」が悪いときは、望むような「結果」が顕れにくい。
しかし、そこで腐らずに「地道な努力を続ける」ことを、「地力をつける」と言うのです。
では、具体的に、「地道な努力」とは何なのか?

麻雀とは「確率」のゲームであり、その「読み」の中での「リスクの回避」は当然必要だ、
と、普通の「麻雀のプロ」達は教えます。
しかし、桜井さんは「振り込む時には、(相手に)振り込まなければいけない!」と説くのです。
「読み」も大切だが、それ以上に「目標に向かっていく(手を創る)」姿勢を絶対に崩さない、
つまり、「安易な妥協」をしないことが、「流れを引き寄せる」為には必要不可欠なのだ、と。

「リスク(振り込む)」を回避することによって、一時的な「損失」は回避できても、
その「心の働き」は「運気を引き寄せる流れ」にダメージを与え、「次に結びつくことがない」。
それよりも、多少のダメージ(リスク)は覚悟の上で、「前向きの姿勢・努力」を崩さない。
「上がる(手を創る)努力をし続ける」こと、これが「地力をつける」ということである。

この説明を読んでいて、「ピン」と来るモノがありました。
これって、釈迦の説いた「二正勤二正断」の修行法と、何か関係があるのでは…?

「精神世界の本」が好きな人は「百匹目の猿」という本を知っていると思います。

その本が「主張する仮説」は、
私たちの心は「潜在意識の世界で繋がっており(集合的無意識)、
そこに蓄積された「同質の想念」の量が、「ある特定の領域」を超えると、
その「影響力(変化)」が周囲に「現象」として顕れる。
というものだったと思います。

「心の持つ力、信念」は「現象化(実現)する」という主張は、あちこちで見受けられます。
しかし、問題は、その「想念の内容・質」をどう捉えるか、なのです。

仏教の「主張」は、「善因楽果、悪因苦果」です。

つまり、「善なる心の働き」の「蓄積」によって、「喜び・楽しみ」を伴う「現象」が発現する。
そして、「悪なる心の働き」の「積み重ね」によって、「苦しみ・悲哀」を伴う「現象」が発現する。

これは、如何に「妥協」せず、ひたすら「精進(八正道の、正精進と同じ)」し続けるかということが
ポイントになります。「ラージャ(意志の)ヨーガ」の世界。

普段から、このような「心の訓練」をしている人は、「結果」が出るのは早いでしょう。

しかし、普通の人たちは、なかなかそうはいきません。
「結果が、いつ顕れるのかが分からない」のでは、「二正勤二正断」の訓練法を
なかなかすぐには「やる気(モチベーション)」は高まりません。

私は「経験的」に、私たちの「心の働き(想念)の蓄積」が「結果として現れる時期」があると考えています。
そして、それこそが、「運命学」で「天中殺(大殺界)」、あるいは「空亡」や「ゼロ地点」と呼ばれている、
特殊な「時期・期間」なのだと考えているのです。

一般的に、これらが「凶運気」と呼ばれるのは、
私たちの普段の生活で「蓄積している想念の質」が、圧倒的に「悪性」のものが多いからです(笑)。

(つづく)


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